情報グラフィックデザイン その1
今日からいよいよ具体的な課題制作の開始です。
第1課題では、グラフィックデザインの基礎について、体験しながら試行錯誤をしてもらいます。
紙飛行機を飛ばせ!
受講生が多く、教室としての環境は決して良いとは言えないので、今年度は「体を動かして考える」ということにこだわってプログラムを組み立ててみました。その第一弾がこれ。
ステップ1:調査、情報収集
今回の課題における調査とは、自ら体験しそこから表現の素材を見つけ出すこと。そのための素材(活動)が紙飛行機を作って飛ばすことです。飛行機の作り方、飛ばし方、飛び方を自分の体で感じながら遊ぶ、というのが条件です。
ところで、驚くべき事実が。受講生約200人に聞いたところ、わずか数名ではありますが、今までに紙飛行機を作ったことがない人がいたのです。orz 日本はやっぱりもうダメかも。
さらに、学生たちのお尻の重いこと。遊んでいいよと言っているのに、いつまで経っても机に向かってモジモジしていて、こちらがイライラししまいますね。ノリも悪いし。遊ぶ時はもっと真剣に遊ばなければ、その活動の本質は見えてきませんよ。みんながはっちゃけて収拾がつかなくなったらどうしようか、と思っていたのですが、杞憂。遊び方も知らない・・・?
とどめは、飛ぶ飛行機を作れない?課題の意図が解らないのか?怪しいオブジェを造っている学生も。ま、いいけど。
ステップ2:発見をスケッチにまとめる
次のステップは、飛行テストの記録をスケッチとして描くことです。飛行機の作り方、飛ばし方、飛び方を短時間で視覚化します。
私も飛行機を飛ばすところから一緒にやってます。
しかも、制作過程をプロジェクションしながら。
下段が左から「飛び方」「つくりかた」「飛ばし方」の説明スケッチ。上段が、これらを組み合わせたポスター(記事)のレイアウトを考えるスケッチ。3つのうちのどれをメインにするかによって、3種類の案を考えてみました。
ステップ3:成果の共有
最後はプチ展覧会。
短時間でもかたちにして、人に見せて、反応をみる。このサイクルを早く身に付けて欲しいものです。
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